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「作る」最後のひと手間だけで幸せ感が増します。 極東ファディ(株)吉水 請子様<前編>

九州で輝く人々と対話することで、九州の女性たちが自分らしく、しなやかに生きていくためのヒントを探ります。九州から女性たちをエンパワメントするQ女LABが研究する「セルフラブ」を軸としたインタビューです。第三回目は、北部九州を中心にこだわりの冷凍食品とコーヒーの小売店を一般消費者向けに展開している極東ファディ(本社:北九州市小倉北区)の吉水取締役にインタビューさせていただきました。

―丁寧なくらしと便利な暮らしの間のリアリティを追求してきた極東ファディ。

Q女LAB:コロナ禍での巣ごもり需要の高まりにおいて、ファディさんではどんな取組をされているのか教えてください。

吉水取締役:実はコロナ禍前後でファディの取組みは特に変わっていません。料理っていろいろ手作りするにこした事はないけど大変だし、かといってレンチンしてというのだけだと味気ないし。ファディはそんなスローとファストの間にある「リアリティのある毎日の食卓」を高品質な冷凍食品で応援したいと思い続けてきました。

コロナ禍によって冷凍食品は一気に拡大しました。消費者が冷凍食品の進化に気づき上手に活用して毎日の生活に役立てようとしていると感じています。

元々ファディでは業務用の商品を取り扱っていたので、コロナ禍の1年目では外食仕様のクオリティが支持され、おうちでレストラン気分を楽しめる商品が人気でした。思った以上にこのコロナ禍が長期化して2年目を迎えると、さすがに皆さんはおうちでの食事にかける手間と時間に疲れを感じ始め、今度はキット商品やおうちごはんの定番メニュー入りできる商品にスポットが当たってきたと感じています。

Q女LAB(落合):先日、ファディさんの「カニクリームコロッケ」を購入し家で揚げてみました。簡単に食事を済ませることは負担が少なく時短できて便利だなあと思いますが、揚げるひと手間があるだけですごく「私、とても偉い…!」と満足感がありました。(笑) 定番商品を簡単に作ることで楽しめるところが素敵ですよね。

吉水取締役:ありがとうございます!揚げるとか炒める、という最後のひと手間を加えるだけで「作った感」が出ますよね。なかには冷凍食品を使うのに後ろめたさを覚える方も多くいらっしゃるのではないかと思いますが、ファディでは一貫して「作る」という最後のひと手間を加えていくことを大切にしています。そのひと手間が食べた人の美味しさを倍増させると思います。何より落合さんがその満足感や幸せを実感してくださって嬉しいです。

―ファディの商品をうまく活用して、未来に繋がる毎日を歩んでほしい。

Q女LAB:現在販売されているムック本「まるっとファディ」について教えてください。こちらのムック本の全体コンセプトはどのようなものでしょうか?

吉水取締役:つくる人の満足感と食べる人の喜びをサポートしたい。ずっとこのコンセプトで商品づくりや店舗運営を続けてきています。このムック本で改めて伝わると良いなと考えています。

Q女LAB:編集会議にはファディさんの中からどのようなメンバーが参加されましたか?

吉水取締役:営業企画部の社員が参加しました。店舗DMやリーフレット等の作成を担当しているメンバーです。1人は部長で、入社20年目のベテラン。もう一人は入社3年目で動画・SNSを担当しているメンバー。さらに私も参加しました。たまたまですが、全員女性(笑)お客さまについてのアンケートは各店舗の店長やパートさんにもずい分と協力してもらいました。

 

Q女LAB:日頃からファディの見せ方、伝え方を担う方々が参加されたのですね。ムック本の制作は、通常の業務と比べどんな違いがありましたか?

吉水取締役:情報を盛り込んだだけだとカタログになってしまう。カタログと本はどんな違いがあるのか?と悩みました。ムック本制作の中で意識したことは2つあり、ひとつは出版社さんにおんぶに抱っこにならないこと。出版社さんは出版のプロフェッショナルですが、最後まで自分たちで考え判断し作ることにこだわりました。ふたつ目は読んでくださる方の目線に立つこと。ファディのことをご存じない方も、長く使い続けてくださっている方にもおもしろいと思っていただけることを目指しました。

Q女LAB:吉水さん目線での必見ポイントはありますか?

吉水取締役:売れ筋商品を紹介している「ストロングセラー」のページです。ハンバーグ、餃子、唐揚げなど当たり前すぎる商品ばかりなのですが、だからこそルーティン化できるラインナップになっています。長らくこれらの商品を買い続けてきてくださったお客さま達がこれを見て喜んでくださるといいなあ(笑)そして、この表紙のイラストには、こと私目線でこだわっています。このお母さんが子どもに「さあ、いくよ」と言っている声が聞こえる気がしませんか。これは「さあ、未来に向かっていくよ」というイメージ。ファディは商品を食べてください、ではなく「活用する」という表現をよく使用しています。「活用」ってツールだったり武器だったりしますよね。女性たちがファディの商品を携えて自分の時間を上手に作って自分の描く未来に向かって歩いていく。これって夢ですね。

Q女LAB(林):私自身、働きながら家事や子育てをしており、なかなか食事の準備に時間を割くことが出来ず罪悪感が拭えないことがありました。そんなときにちょっと揚げた、とかポテトサラダにりんごを加えた、というちょっとひと手間をやることで自己肯定感を上げながら食事の準備をすることができました。いろいろ自分なりに工夫しながらファディさんの商品を楽しんで活用させてもらっています。冷凍食品をくらしの中に取り入れ、得られる満足感や充実感が、このムック本で多くの人に伝わると良いなと思います。また、ファディのカフェで飲む珈琲がお気に入りで、自分の癒しタイムになっています。家族みんなそれぞれのニーズが叶うファディが大好きなので、ママ友たちにもどんどんPRしていきたいです。(笑)

吉水:私たちが想像している以上に皆さん本当に様々な使い方をしていただいていることが今回分かりました。今回ムック本の中で取材させていただいた、えもとりえさんの行動スタイルは私が想像していたお客さま像の3人分くらいの使い方をしていただいていました!

Q女LAB:いろんな方に楽しんでいただける本だとは思いますが、特にどんな方に手に取っていただきたいですか?

吉水:今のファディユーザーは好奇心があって、お料理が好きで、自分のライフスタイル更新に意欲的な方々が多くいらっしゃるイメージ。そんな方々は私たちの発信以上に利用の仕方を工夫していただいています。なので、ファディの魅力にまだ出会っていない方々に特に手に取っていただきたいです。時短したい、食事を見直したい方にも伝わると嬉しいです。

Q女LAB:本当にどなたでもファディの魅力を堪能できる一冊だと思います。先ほどの表紙に込めた想いをうかがっていると、お客さまはもちろんですが実際にファディで働いていらっしゃる皆さまも、この本を読むと自分たちの取り組みに込めた想いを再確認できる良い機会になりそうですね。

(前編終わり)

―後編では、吉水取締役ご自身のセルフラブを叶えるための取り組みについてお話をうかがっていきます。

極東ファディ株式会社ホームページ:https://www.fadie.com/

文栄出版社から販売中!ファディのお買い物ガイドBOOK『まるっとファディ』紹介ページはこちら

https://www.fadie.com/online_shop/products/detail.php?product_id=18169

 

 

TEXT BY

Q女LAB(落合沙優)
Q女LAB

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