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次世代を担う子どもたちから広がるアイデアの輪。~西日本シティ銀行がSDGsに込める想い~

 

SDGs(エスディージーズ)という言葉を耳にする機会が増えてきた。SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月に国連で採択された世界共通の持続可能な開発目標のことをいう。

この目標は、環境、教育、言論の自由やジェンダーなど、人々が人間らしく暮らしていくために必要な社会的基盤を、2030年までに達成するという17のゴール(目標)と169のターゲット(達成基準)で構成されている。

SDGsの企業での取り組みを支援する動きは九州の地方銀行でも広がっている背景には、環境や人権に配慮したいという社会的なニーズの拡大が挙げられる。

子どもたちが銀行を身近に感じ、お金の流れや役割などを楽しく学べるプログラム「お金のがっこう」を開催するなど、地域の子どもたちへの金融リテラシー教育を推進している西日本シティ銀行が、SDGs啓発イベント「街―1グランプリ」を開催した目的を探る。

 

“ワクワクする気持ち”が“ワクワクする街をつくる”

「お母さんからSDGsのカードゲームのイベントがあるけどやってみる?と聞かれて参加しました。最初は難しそうと思ったけどやってみると楽しかった!」と参加者の小学4年生女子が笑顔で答えた。

2019年10月13日(日)アクロス福岡にて、西日本シティ銀行創立15周年記念事業SDGs啓発子ども向けイベント「街-1グランプリ」は、こうした小学生の「楽しかった!」の声で溢れかえっていた。

「街-1グランプリ」を開催した想いを西日本シティ銀行広報担当者は「次世代を担う子どもたちがカードゲームで遊びながら“ワクワクする楽しい街のアイデアを考える喜びを体験していただきながら、国連が定めたSDGsの目標について考える機会を創出することを目的にしています」と語る。

(各グループ4名~5名の小学生と大学生1名のファシリテーターが、カードゲームを通じて場所・人・もの、を組み合わせたアイデアを話し合う)

カードゲームのルールは、ランダムに2枚のカード(「場所カード」と「人・ものカード」)を引く。子どもたちは、配られた5枚の手持ちのカード(人・ものカード)の中から1枚を選び、ランダムに出ている2枚のカードと組みわせ、“ワクワクする楽しい街のアイデア”を考えるというもの。カードゲームは数回に渡って行われ、回を重ねるごとに子どもたちはグループの友達とコミュニケーションをうまくとれるようになり、友達の自由な発想に触発され、自分のアイデアを「もっと発表したい!」とワクワクした声が会場を包んだ。

(各グループに配られたゲームボード。カードの左上には関連するSDGsの17のゴールが表示されている)

グループの中で話し合って決めた代表アイデア発表も、子どもたち自身で行われる。

「駅ビルで願いを叶えてくれる薬の入ったイチゴを栽培する。薬はそのまま飲むと苦いので、甘いイチゴに入れて育てるのが特徴!」

「風力発電の力で朝市ごとドローンで空中に飛ばし、観光資源にする!」など

小学生ならではの自由な発想のアイデアを自分たちの言葉でプレゼンテーション。会場で子どもたちの様子を見守る保護者からは、大人では考えもつかないアイデアに大きな拍手が巻き起こった。

(薬の入ったイチゴを栽培するアイデアを発表するこども達)

イベントを終えて、参加者の富松駿くん(小学5年生)は「普通は初めて会う人同士で、こんなに早く仲良くなれないと思います。ワークショップが始まって、お菓子の取り合いで爆笑し合って、1分で仲良くなれました。僕はおじいちゃんの影響で0歳から山笠に参加しています。去年おじいちゃんが亡くなって、追善山(去年の山笠以降に亡くなった山笠の功労者を弔う儀式)をしてもらいました。今日のカードゲームをきっかけに、福岡市のすべての区でそれぞれの山笠があったら、追い山に出たくても出られない人にも良いのでは? と思いつきました」と自分の地域への新しいアイデアを話してくれた。

(参加者の小学校5年生、富松駿(しゅん)くん)

SDGsを地域に浸透させること。シビックプライドを育むこと。

(ファシリテーター:東京学芸大こども未来研究所/熊井 晃史 氏)

本イベントで全体のファシリテーターを担当した東京学芸大こども未来研究所/熊井 晃史 氏は、「街-1グランプリ」がこれからの時代において子どもたちに必要な理由として、「子どもたちが主体的に友達と会話をしながら、イマジネーション(想像)を起点に、共同(コラボレーション)して創造(クリエイティビティ)していくトレーニングは、これからの世の中でとても重要だと思っています」と話した。

また、これからの地域金融機関の役割を「街の人達がより良く生きていくための縁の下の力持ちの地域の金融機関は、銀行そのものの本来の在り方だと考えています。

『街-1グランプリ』は、お金を目的ではなく手段と捉えています。街を舞台におもしろいことをやっていくというメッセージを子どもたちに伝え、シビックプライド(自分の街に対する市民の誇りを指す言葉)を育んでいただくことがキーポイントです」と説明した。

(イベントでは西日本シティ銀行広報担当者より、地方銀行の役割や、銀行が大切にしていることの説明が行われた。)

西日本シティ銀行広報担当者はSDGsが地域に浸透するための役割として、「これまで地域の金融機関として、本業である創業支援、産学連携活動など地域経済の活性化や地域社会が抱える課題解決に取り組んできました。今後も、企業価値の向上と持続可能な社会の実現を目指し、地域金融機関ならではの視点をもって、SDGs の取組みを推進していたいと思います」と話した。

今回のイベント取材では、子どもたちがワクワクしながら自分の街の魅力を話し合う姿が印象的だった。「自分の街が好き」と答える子どもの数が多いのも九州の特徴だという。

次世代を担う子どもたちから、SDGsの目標を踏まえた街と地域金融の輪が広がっていく未来を実感するイベントとなった。

西日本シティ銀行は、今回取材で取り上げた「街―1グランプリ」の模様や、SDGsをいち早く実践する企業の取り組み、創業・スタートアップを支援していく環境、さらには新たな時代を切り開く学生たちの部活動(九州大学起業部)など、福岡をさらに魅力あふれる街、そしてもっと大好きな街にしていくためのヒントにあふれた番組も制作した。

番組動画はhttps://www.youtube.com/watch?v=BrvPT_F9STI

Qラボ編集部

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