SNS全盛の時代に、九州の若者はどんなSNSを使い、どんな行動をするのでしょう?今回は30半ばのコピーライターの中村圭が、九州の大学生にSNSの使い方について聞いてみました。
中村圭
コピーライターの中村と申します。今日は若者がSNSで幸せを感じる瞬間は?というテーマでお伺いしていきたいと思います。
遠藤くん
九州大学芸術工学部4年の遠藤です。よろしくお願いします。
石川さん
九州大学芸術工学部画像設計学科3年の石川です。
Facebookはおじさんメディア?
中村圭
早速聞いてきたいんですけど、今大学生ってどんなSNSを使ってるんですか?おじさんだとFacebookしか使ってないって人も多いんですけど。
遠藤くん
大学生は逆に使ってない人が多いですね。学生の中でもFacebookは半分くらいは使ってないイメージです。
石川さん
そうですね。Twitterはかなりやってますけど。
中村圭
Facebookは半分使ってないけど、Twitterはやってるんですね!
石川さん
あと、インスタは結構やってる人が多いです。
遠藤くん
自分もやってます。
中村圭
その時にSNSの使い分けとかいうのもあるんですか?
遠藤くん
そうですね。インスタは写真をあげて日記みたいな感じで。Twitterはコトバを吐き捨てるようなイメージです。
中村圭
コトバを吐き捨てるというのは、どういうことですか?
遠藤くん
頭に浮かんだら、数秒以内にパッて。すぐ書くみたいなイメージです。
もはや文を打つのが面倒なんです
中村圭
石川さんはどうですか?
石川さん
私はインスタグラムだと、リアルタイムの動画とか写真を見れたりするので、動画や写真を投稿するときはインスタグラムで、文章だけを送信したいときはTwitterです。
中村圭
なるほど!
石川さん
でも、インスタが多いですかね。最近は文を打つっていうのが手間に感じてしまって。
中村圭
面白いですね! 文を打つのがもう面倒だと。
コピーライターを目の前にして文を打つのが面倒と言い切る石川さん
石川さん
動画とか写真を投稿する方が簡単なんですよ。だから、インスタグラムの方が更新回数は多いです。
中村圭
動画とも面倒じゃないということは、加工とかしないでパッとあげるイメージですか?
石川さん
そうです。インスタグラムは機能によっては24時間以内で消えてしまうので、かなり気軽に投稿できてしまいます。
SNSは複数のアカウントを使い分ける
遠藤くん
あとSNS内でも2つアカウント持ってたりします。
中村圭
どう使い分けるんですか?
遠藤くん
高校が1つ、大学が1つ、趣味が1つとかっていう風に分けて投稿内容も分けます。
中村圭
女性も分けるんですか?
石川さん
そうですね。だいたい同じで、高校時代は高校時代の友達と繋がってるアカウント。で、大学に進学したら別のアカウントを持つと。アカウントは一つだけって人の方が少ないです。
中村圭
それは複数アカウントが生きている状態なんですか?
石川さん
そうです。私なんかでいうと、高校のアカウントと大学のアカウントと趣味のアカウントがあったりして、3つは持ってますね。全部生きた状態で。
中村圭
ちなみに外に対して繋がりに行ったりするんですか?いまの話だと高校とか大学とかそれぞれのコミュニティの延長にTwitterがある気がして。大人だと新しい繋がりを作ろうと積極的に他に絡んで行ったりするイメージなんですが。
石川さん
私は好きなイラストレーターさんをフォローしたりですね。積極的にメッセージを送るとかではなく、フォローするという行為が、アタック方法だと思ってます。
福岡のお店探しはインスタで
中村圭
面白いですね。質問は変わるんですけど、福岡の情報をSNSで集めたりしますか?
石川さん
女性とかだと今福岡では、お洒落なカフェがすごく増えてきてるんですけど、天神の中心部分ではなく少し離れところにあるんです。隠れ家みたいな。
中村圭
なるほど天神より離れたところのカフェというと、偶然歩いてて見つけるというよりは、インスタとかで見かけて、そこに行くと。隠れ家だけどたどり着けるんですね?
遠藤くん
はい。お店探しはインスタでしますね。新しくお店とかできるとインスタでタグをつけて、その度に拡散されるといった感じで。
石川さん
その方が従来のサイトよりも、直接知れるので、安心感があるというか。確実な情報なんじゃないかと思ってしまうんです。
中村圭
インスタの方が安心感があると。
石川さん
レビューとかだとサクラの人とかもいるし、インスタを検索した方が確実な気がしますね。
身近に感じる情報と身近に感じない情報がある
中村圭
あんまり普通の検索は信用してないんですか?
石川さん
そうですね。インスタの方が気軽だし、身近に感じるというか。
中村圭
身近に感じる情報と身近に感じない情報があるんですね!
石川さん
私は結構そうですね。
遠藤くん
僕は、食べ物より、お店のお洒落さを求めてるときに、インスタで探します。居酒屋とかで飲みに行くときには食べログみたいな使い分けをしますね。
中村圭
居酒屋は別にインスタで探さなくていいやと(笑)インスタ映えをあげたいときは、インスタで探すんですね。
遠藤くん
やっぱり綺麗なお店ばかりインスタは上がってるので。
インスタは鉄板!Twitterはギャンブル!
中村圭
最後の質問になるんですけど、SNSを使っていて幸せを感じるときってありますか?
遠藤くん
Twitterは思いついたことを、そのまま吐き出すってさっき言ったと思うんですけど、誰か見てなきゃ吐かないと思うんです。
中村圭
誰かにやっぱ見てほしいですか?
遠藤くん
単純に、反響があったら嬉しいっていうか。独り言なんだけど、周りをちらっと見てるイメージなんです(笑)
中村圭
いいですね。独り言なのに、周りをちらっと見てるイメージ(笑)
遠藤くん
インスタよりもTwitterの方がそういうところ強いのかなと感じますね。
中村圭
インスタは、いいね!がつかなくても我慢できる感じなんでしょうか?
石川さん
インスタは一定のいいね!がもらえるだろうなという確信があっての投稿なんですけど、Twitterは共感してくれる人がいたらいいなというちょっとの期待を込めた投稿なんです。期待の度合いが違うというか。
中村圭
面白いですね。Twitterの方がどっちかというとギャンブル性がある感じなんですね。
若者がSNSで幸せを感じる瞬間って?
中村圭
ちなみに幸せを感じる瞬間っていうのはどうですか?
石川さん
やっぱり反響が多いと幸福度も上がっていきますね。女の子とかは特に、いいね!を集めようとして、お洒落な写真を投稿するので、いいね!はあるぶん幸福感を感じますね。
遠藤くん
日本人がTwiiterの利用者数多いっていいますけど、日本人のちょっと消極的な性格が出てるかなと、それがさっき言った独り言なのに周りをチラッと見てるイメージに繋がってるかなと。
石川さん
周りの意見を気にするというか、共感が欲しい国民性みたいのがなんか出てる感じがしますね。
中村圭
なるほど、全然自分の使い方と違って、めちゃめちゃ勉強になりました(笑)今回はありがとうございました。
遠藤くん
ありがとうございました。
石川さん
ありがとうございました。