Qラボ 九州しあわせ共創ラボ

vol.7 九州はたらきかたレポート No.04

みなさんこんにちは、九州はたらきかた研究所です。

九州はたらきかた研究所とは、“しあわせな働く場を考えていこう!”という主旨のもと、株式会社オカムラ西日本支社さんと九州博報堂の2社の共創でQラボ内に立ち上げたバーチャル研究所です。

九州でご活躍されるみなさまの「リアルなはたらきかた」を観察することで、今求められる“場”を見つけるリサーチプロジェクトとしてお届けしております

 

「来たくなるオフィス」同期それぞれの働き方とは⁉︎

今回は前回に引き続き、北九州市小倉北区に本社を構えるIOTソリューション企業、株式会社YE DIGITALさんの第2弾。マーケティング本部にお勤めの筒井瑞希さんの働き方をレポートします

 

それでは、筒井さんの1日をごらんください。

今日もお気に入りの自転車で爽やか通勤!

8:45 ・出社。朝は自転車通勤で気持ちよく

自転車大好きな筒井さん。先輩方に颯爽と通勤する姿をよく目撃されているのだとか。週に1度はリモートワークの日もあるが、出社の日は必ず自転車だという。今日もお気に入りの自転車で爽やか通勤。筒井さんの1日がはじまる。

9:00 ・自席で業務

仕事をする前に1杯コーヒーを飲むのが習慣。オフィスにコーヒーマシンがあるので、美味しいコーヒーを飲みながら仕事が出来るのはありがたい。Amazon Echoで常に音楽を流しているという。静かな中で働くよりも、音楽が流れている方が雰囲気も良く、気分も上がり仕事のモチベーションが上がる。ともに上長の配慮で設置されているという。

 

パソコン片手に自由自在にWeb会議。今日も筒井さんは社内ホッパー。

11:00 ・お客さまとのWeb会議

お客さまとのWeb会議。今では約8割がWeb会議になったという。Web会議になったことで、お客さまとはむしろ気軽に商談ができるようになった。対面のみの時代と比べ、お客様の理解が深まり、信頼が深まったと感じている。YE DIGITALでは、オフィスにWeb会議の環境が充実している。1人の場合は「ファミレス席」や「SAKASSO!」を活用したり、複数の際は「Web会議室」を活用したりと使い分けている。もちろん、お客様と対面し会話することも非常に重要なので、会議の内容に合わせて、Web会議とリアルと使い分けているという。

12:00 ・ランチタイム

同じ部署の同僚とオフィス内のミーティングテーブルでランチタイム。仕事もプライベートも信頼できる仲間同士で、アフターファイブの懇親会も多いという。みんなで行きたいところを出し合って、美味しいお店を巡るのだとか。

 

社内の環境を業務ごとにフル活用。1階ショールームで熱く接客。

13:30 ・ショールームのご案内

今日はお客さまを1階ショールームにご案内。いつも事前に来社されるお客さまの会社概要や業務内容を調べ、お客さまの知りたい情報を伝えるように心がけているという。常にお客さまに合わせて説明の内容を変えているとのこと。「ショールームがあるので、実際にサービスをご覧いただきながら臨機応変に説明できるので、私にはとても恵まれた環境です。」と語ってくれた。

15:00 ・部署メンバーでコーヒーブレイク

仕事が一息ついたタイミングで、部署の同僚と休憩タイム。オフィス内のミーティングスペースがカフェに早変わり。筒井さんはコーヒーブレイクやランチタイムなど、先輩と積極的に交流している。「食事したりお菓子を食べたりと仕事の合間の一番楽しい時間です。子育てしながら活躍されている先輩の話を聞き、自分の将来を考えることもできます。仕事のことや仕事以外の面でも相談にのっていただけることも多いのでとてもありがたいです。」部署内の良い関係性が感じられる。

 

勉強、そして発表。入念な準備で成果はバッチリ。

16:00 ・マーケティング本部勉強会

筒井さんが所属するマーケティング本部では、部門全体でスキルアップが出来るように定期的に勉強会を実施している。最近のテーマは「お客さまの行動分析方法」「自動運転の今後」「リレーションシップマネジメント」など。マーケティングから業界分析、マネジメントと、幅広い知識習得を目指しているという。今日は筒井さんが自らまとめた事例を発表。オンラインで繋いでいるメンバーも含め様々な意見が出て盛り上がったようだ。

17:00・プレゼンリハーサル

バス事業者さま向けに実施するオンラインセミナーのリハーサル。プレゼンルームはお客さまに実際に来社いただくことを想定し、椅子からモニターまでおもてなしを意識した仕様となっている。ここからオンライン配信も可能だ。筒井さんは堂々としたプレゼンを終えた。先輩たちのアドバイスをいただきながらしっかりと本番に備える。

 

SAKASSO!は同期との交流にも大活躍。

18:00 ・同期会

今日は6階の「SAKASSO!」で同期会。同期みんなが集まれば、自然に近況報告がはじまる。「SAKASSO!」が同期をつなぐ交流のハブとなっている。

 

それでは、サマライズ。筒井さんの「はたらきかた」から見つかった“YE DIGITAL”とは?

「社内ホッパー」が活躍を生み出すABWの仕掛け。

仕事に合わせて働く場所を自由に選択できる職場環境を「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」と呼ぶ。筒井さんは、Web会議やプレゼン、接客など、社内の環境を縦横無尽にフル活用する「社内ホッパー」。オフィスが活躍の原動力だ。

①業務目的ごとに社内で最適な場を選びながら転々と。「社内ホッパー」を生み出す仕掛け。

筒井さんは自席以外にもオフィスの様々な場所を利用する。資料作成やクライアントとの打合せなど、様々な業務を気分を切り替えながらこなしている。中でも6階の「SAKASSO!」がお気に入り。いつも座る定位置があり、調べ物や提案書さくせいなど、様々な目的で活用している。中でもWeb会議は特別。お洒落な雰囲気なので、社外の人に場所の紹介をするなど最初のコミュニケーションがはずむのだとか。それ以外にもプレゼンルームや、ショールームなどなど、筒井さんは社内の環境を目的に合わせて縦横無尽に使いこなす「社内ホッパー」な仕事スタイルだ。

 

②年代・部署・会社を超えた「コミュニケーションの円滑化」の仕掛け。

筒井さんの部署は移転前のオフィスに比べ格段に明るくなったという。白とベージュを基調とした柔らかな明るいデザインの演出だけでなく、管理職席をあえて設けずフラットにしたことが大きい。上長に気軽に相談できるようになるなど、以前より社員同士のコミュニケーションが増え賑わいが生まれたという。6階に「SAKASSO!」があることで、仕事終わりに同期や他の部署の人とMicrosoft Teamsで連絡を取り、社内でサクッと飲んだり、お客さまをお連れして、打ち合わせ後に軽く会食をしたりすることもできる。環境を上手く活用することで良いコミュニケーションが生まれている。

 

③音楽とコーヒーでギアを上げる。「やりたい」を応援する環境。

筒井さんをインタビューしている中で印象的だったのは、興味のアンテナが広いこと。そんな筒井さんに「YE DIGITALはどんな会社ですか?」と問うと、「誰でも活躍できる会社。若い人でもやりたいことを応援してくれる環境です。」と答えてくれた。筒井さんは常に社内外の方々と積極的に交流し、「やりたい」と思ったことについて、インプットとアウトプットを繰り返しているのだろう。そのモチベーションを支えているもののひとつが、オフィス内の音楽とコーヒーだ。「音楽やコーヒーがあった方が仕事が捗る。」という上長の思いがそのままカタチになったのもYE DIGITALならではのこと。

 

いかがでしたでしょうか。今回は以上です。

アクティブな筒井さんは、社内の環境を縦横無尽に使いこなしていらっしゃいます。YE DIGITALさんのオフィスがお客さまとの良好な関係を構築する仕掛けとして機能しているように思えます。

また、今回取材させていただいたYE DIGITALさんの本社オフィスは、2021年度第34回日経ニューオフィス賞において「九州・沖縄ニューオフィス推進賞」を受賞されました。EX(エンプロイー・エクスペリエンス)を最大化するオフィスのお手本として、九州最先端のワークプレイスをぜひ参考にして欲しいと思います。

 

最後に、取材に協力をいただきました筒井さま、人事総務部の山下部長、広報部の川上部長、そして、撮影にご協力いただきました株式会社YE DIGITALの皆々様、ありがとうございました。

 

(文責:副田 治、落合沙優)

※普段の様子が伝わるようにマスクを外した状態で撮影させていただいておりますことをご了承ください。

 

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Qラボ 研究員
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