Qラボ 九州しあわせ共創ラボ

vol.2

九州のしあわせは大きく分けて7タイプ

今回8月に実施した調査によると、九州の人たちの42%において、
普段の生活におけるしあわせ点数*2が70点を超えることが分かりました。
今回、このしあわせ点数が70点を超える746人を対象に、
どのような「しあわせの鍵」があるかを探るためにクラスター分析*3を実施しました。
分析の結果見えてきたのは、7つの異なるタイプのしあわせでした。

*1 MONOCLE誌2016年発表
*2 質問“あなたの「最近のしあわせ度」を50点を基準に100点満点でいうと、何点ぐらいですか”に対する回答平均値
*3 九州に住んでいる18歳から69歳の一般生活者男女。しあわせの点数が70点以上の746人を対象としたクラスター分析。
「しあわせを感じる瞬間」と「しあわせに暮らすために必要だと思うもの」の回答を元に因子分析を実施。10タイプの因子から7つのしあわせクラスターを作成した。

九州の7つのしあわせタイプ
※点数は九州の生活者全体とのスコア差 (M)=マルチアンサー形式 (S)= 5段階シングルアンサー形式

-経験のシェアで他人の役に立つ- 分かち合うしあわせ さん

  • 構成比
    18.7%
  • しあわせ点数
    79.6

自分の経験や知識で、親しい人や世の中の役に立つことがしあわせだと感じる、社会貢献意識が高めの人たち

-経験のシェアで他人の役に立つ- 分かち合うしあわせ さん

生活は安定しており、家族と一緒の時間や趣味の時間がしあわせ。
仕事に不満はないが、今ではやる意義をあまり感じられていない。
それよりも、住んでいる好きな街をよりよくしていくための、
役に立ちたいと考えている。

意識・行動性
〔しあわせを感じるとき〕
・「親しい人のために役に立っていると実感できたとき」:+42.1pt(M)
・「世の中のために役だっていると実感できたとき」:+22.8pt(M)
・「他人と気持ちを共有できたとき」:  +29.2pt(M)

-仕事を通じてしあわせを実感- はたらくしあわせ さん

  • 構成比
    18.7%
  • しあわせ点数
    80.4

仕事がうまくいっている時に、最もしあわせを感じる人たち

-仕事を通じてしあわせを実感- はたらくしあわせ さん

仕事をすることがしあわせの実感に直結している。
もっとしあわせになるために必要なのは、スキル、技術、経済力とよい仕事。

意識・行動性
〔しあわせを感じるとき〕
・「仕事がうまくいったとき」:+17.7pt(M)
〔意識と行動〕
・「しあわせのために必要なのはよい仕事」:+24.1pt(M)
・「自分で考えるのが得意」:+8.7pt(S)

-海と家族と犬を愛する- 海辺のしあわせ さん

  • 構成比
    5.8%
  • しあわせ点数
    80.9

自然の中で、自分の家族や犬と一緒に、趣味の時間を過ごしている時が一番しあわせな人たち

-海と家族と犬を愛する- 海辺のしあわせ さん

家族旅行や趣味の時間が何よりも大切。性格は楽観的。
人と比べることはせず、お金では得られないしあわせがあると感じている。
今の住環境、地域をとても気に入っており、
地域をさらによくする活動にも積極的に参加している。

意識・行動性
〔しあわせを感じるとき〕
・「海にいるとき」:+89.4pt(M)
・「旅行にでかけたとき」:+30.9pt(M)
〔意識と行動〕
・「週末は家族と一緒に行動することが多い」:+36.0pt(M)

-目の前の確かなしあわせを積み上げる- 家族のしあわせ さん

  • 構成比
    27.2%
  • しあわせ点数
    80.9

何事にも気負わない性格で、一番身近にいる家族から、しあわせを得ている人たち

-目の前の確かなしあわせを積み上げる- 家族のしあわせ さん

しあわせを感じるのは、旅行や外食など、家族と一緒に過ごせる場面。
生活の多様なシーンでしあわせを感じるわけではなく、家族と共に過ごす、
身近でリアルなしあわせを生活の中で積み上げている。
家族以外の人、仕事、社会とは距離を取りがち。

意識・行動性
〔しあわせを感じるとき〕
・「家族と一緒にいるとき」:+19.5pt(M)
・「美味しい食事を食べているとき」:+10.5pt(M)
〔しあわせに必要なもの〕
・「家族と過ごす時間」:+25.2pt(M)

-衣食買い物でしあわせを身にまとう- お出かけのしあわせ さん

  • 構成比
    9.7%
  • しあわせ点数
    81.9

街に出かけるのが大好きな人たち

-衣食買い物でしあわせを身にまとう- お出かけのしあわせ さん

好きな服を着て、ショッピングを楽しみ、美味しいご飯を食べる時に
しあわせを実感する。そのためのモノにはお金を使う。
一方で、仕事でしあわせを感じることはあまりない。
人づきあいが得意で、家族ともよい関係を築いている。
毎日の生活のいろんな場面で、しあわせを感じている。

意識・行動性
〔しあわせを感じるとき〕
・「ショッピングを楽しんでいるとき」:+47.5pt(M)
・「お気に入りの服を着て出かけるとき」:+55.8pt(M)
・「美味しい食事を食べているとき」:+26.4pt(M)

-常に次のしあわせを追い求める- 挑戦するしあわせ さん

  • 構成比
    4.6%
  • しあわせ点数
    83.6

幅広いシーンで高いしあわせを感じている人たち

-常に次のしあわせを追い求める- 挑戦するしあわせ さん

常に周りの人や新しいモノと接触し、刺激を受けながらしあわせ
レベルを高めている。性格は前向き。地方の先行きは明るいと感じている。
また、自身でも住む町をよりよくするために考えたり、
行動しながら次の新しいしあわせに向けて挑戦している。

意識・行動性
〔しあわせを感じるとき〕
・「しあわせを感じる瞬間」が多い:28項目中22項目でトップ
〔意識と行動〕
・「挑戦的」:+28.8pt(M)
・「周りに、日頃から良い刺激を受ける人がいる」:+29.2pt(M)

-しあわせは自分の基準で判断する- “俺”のしあわせ さん

  • 構成比
    15.4%
  • しあわせ点数
    84.2

既存の選択肢にとらわれない、自分ならではのしあわせのカタチを持っている人たち

-しあわせは自分の基準で判断する- “俺”のしあわせ さん

しあわせ実感がとても高い。今以上にしあわせに暮らすために
足りていないものはないと感じている。
そもそも自分のしあわせを周りと比べることもない。
他人が決めた既存のしあわせに乗るよりは、自分の独自の判断基準で
生活の在り方、しあわせのカタチを模索している。

意識・行動性
〔しあわせを感じるとき〕
・(調査項目で自分にあてはまる)「しあわせを感じる瞬間はない」:+11.1pt(M)
〔意識と行動〕
・「しあわせに暮らすために足りていないものはない」:+19.2pt(M)
・「自分のしあわせ度合は、周りの人とは比べない」:+7.7pt(M)
7つのしあわせタイプ 分析マップ
7つのしあわせタイプ 分析マップ

7つのしあわせタイプをマップ上にプロットすると、ある傾向が見えてきます。
まずは「しあわせを感じる瞬間*4」が多ければ多いほど「しあわせ点数」が
上昇していくのが分かります(A群)
。しあわせと感じる時間や機会、要素が多い人ほど
しあわせの実感値が高いことは、感覚的にもわかりやすいと思います。
一方で「家族のしあわせさん」のような「しあわせを感じる瞬間」が少ないにも関わらず、
「しあわせ点数」が高めの人が多くいることも見て取れます(B群)

第一回の調査レポートで、「九州は、東京よりしあわせを感じる瞬間が少ないのに、
しあわせ点数が高い」ことをお伝えしました。このB群の存在が、その要因だと思われます。
「4.家族のしあわせさん」は、3割弱と最も多いしあわせのタイプで、
家族と一緒に暮らすしあわせを深く感じています。
「7.“俺”のしあわせさん」は、「しあわせを感じる瞬間」が最も少ないのに、
「しあわせ点数」が最も高い人たちです。
このタイプは自分独自の基準を持っており、それを元に自分が納得する生活の在り方、
しあわせのカタチを見出していると推測されます。

あとがき

今回、7タイプのしあわせな人たちが九州にいることがわかりました。
これらのしあわせをより大きくしていくためには、タイプごとに異なったアプローチが求められます。この7タイプをベースに、九州しあわせ共創ラボは、色々なカタチのしあわせにつながる活動に取り組んでいきます。
たとえば、「家族のしあわせさん」に向けた「九州の休日を家族でもっと楽しむため旅行プラン」を共創する。
たとえば、「挑戦するしあわせさん」「分かち合うしあわせさん」と一緒に、
「よりよい地域をつくるためのプロジェクト」を始める。
たとえば、プレミアムフライデー実施に向けて、「”俺”のしあわせさん」が喜ぶ「極上の金曜日の過ごし方」を共創する、など。
これから、7つのしあわせという視点で、地域の生活者、企業、
メディアや有識者とともに、九州の“新しいしあわせのカタチ”を
実現していく共創活動を本格的に進めていきたいと思います。

REPORT調査概要

調査手法: インターネット調査
調査地域: 九州7県と東京都
調査対象者: 18から69歳の男女、一般生活者
サンプル数: 2,000サンプル
調査時期: 2016年7月29日 ~ 8月3日
調査機関: 楽天リサーチ株式会社

調査レポート REPORTS

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