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「コピーライターになるには?」九州の大学生が現役コピーライターに聞いてみた!

 

コピーライターになるにはどうしたらいいんだろう?

福岡に住んでいると東京に比べて、なかなかコピーライターの人の話を聞く機会もないし、どうしていいか分からない。

そんな悩みを持つ九州大学芸術工学部4年の遠藤が、とあるプロジェクトで知り合ったコピーライターの中村圭さんに、いろいろ聞いてみました。

 

遠藤

中村さん、今日はよろしくお願いします。今僕はコピーライターを目指してまして。実際にコピーライターをしてる中村さんに、いろいろお伺いできればと思いました。

中村圭さん

よろしくお願いします。なんでも聞いてください。

コピーライターになりたいって、いつ思ったんですか?

遠藤

まず、中村さんがコピーライターになった経緯を教えていただけますか?

中村圭さん

大学一年生の時なんですけど、たまたま本屋に行ってコピーの公募のポスターに出会ったんです。「鉛筆一本で百万円」って書いてあったんですよ。

遠藤

すごいコピーですね(笑)

中村圭さん

そう。なんて美味しい話だと思ってまんまと興味を持って(笑)。

遠藤

応募したんですか?

中村圭さん

はい。書いて送ってみたら「一次予選通過」だったんです。

遠藤

いきなりですか?

中村圭さん

そうですね。まぁ一次予選だから大したことないんですけど。なんか得意なことが見つかった気がして、のめり込んだんですよ。

遠藤

具体的に何かしてたんですか?

中村圭さん

コピー年鑑って、1年分の活躍したコピーを集めた分厚い本あるんです。これを大学の図書館で見てたりしましたね。たぶん大学で借りてたの僕だけだと思うんですけど(笑)

遠藤

周りにはコピーライター志望はいなかったんですか?

中村圭さん

そうですね。だから余計アイデンティティになって。これ楽しいな、俺コピーライターとして生きていこうと思って。コピーの学校行ったり、色んなことを勉強して今の会社に入りました。

 

コピーライターは社内にいても個人商店!?

遠藤

続いての質問なんですが、コピーライターの仕事の幅について教えていただきたいです。

中村圭さん

これ、コピーライター1人1人によって違うと思うんですよ。コピーだけ書くコピー1本で勝負するような人。僕はこういう方をストレートタイプと呼んでいます。

遠藤

ストレートタイプですか。

中村圭さん

そうですね。それに比べ僕自身はコピーも書くしCMもデジタルもイベントも考える変化球タイプだと思っています。


身振り手振りで変化球を表現する中村さん

遠藤

やっぱりストレートタイプが多いんですか?

中村圭さん

昔はそうでしたね。CM、ポスターなど型が決まってましたから。最近は時代の流れ的に、クリエイティブの幅が広くなっているので、変化球タイプは増えていると思います。

遠藤

タイプは、会社によって違ってくるんでしょうか?

中村圭さん

会社というよりも1人1人ですね。コピーライターやデザイナーなど、広告クリエイターは良く「個人商店」って言われてるんです。

遠藤

個人商店ですか?

中村圭さん

そう会社にはいるんですが、組む相手や仕事を自分で選ぶんです。自分がどうしたいかでキャリアを作っていく感じがあるので、コピーライターそれぞれで仕事の幅も違うと思います。

 

新人時代は毎日が100本ノックだった

遠藤

続いてですが、コピーライターに一番必要な能力はなんだと思いますか?

中村圭さん

たくさん量を考えられることだと思います。

遠藤

たくさんですか。

中村圭さん

そう。コピーライターは若い頃、打ち合わせに「100本コピー持ってこい」って言われるんです。


その頃を思い出してるのかちょっと苦しい表情の中村さん

中村圭さん

この量が質に変化し、良いコピーを書けるようになっていきます。

遠藤

今もそんなに考えるんですか?

中村圭さん

今はそこまで出さないです。でもそれって、100本考えていないということではなくて、頭の中で「このコピーはないな」と判断できるようになっただけなんです。

遠藤

ないなと判断できる。

中村圭さん

頭の中では大量に考えてるけど、出す前にないものは切る感じですね。

遠藤

すごいですね。

中村圭さん

コトバって誰でも使うものじゃないですか?その中で差別化してプロとして生きていくためには圧倒的なコトバの思考量が必要だと思うんです。

遠藤

ありがとうございます。次にお伺いしたいのですが、若い頃にコピーを磨くにはどうしたらいいですか?

中村圭さん

これもさっきの話にも通じるんですけど、とにかくアウトプットを大量にすることが大事かなと思います。

遠藤

どこでアウトプットすればいいんでしょうか?

中村圭さん

例えば公募に出したり、今ならTwitterに呟いて反応を見たりするもの良いと思います。140文字を、キャッチコピー20文字ボディコピー120文字などと考えてみるといい訓練になると思います。

 

覚悟があるならとことん好きなことを目指していい

遠藤

次に、僕の個人的な就職活動についてアドバイスをいただけないでしょうか。今、求人枠を設けていないプロダクションに作品集を持って売り込みに行くような就職活動をしようと思っています。

中村圭さん

なかなか募集は出てないですよね。

遠藤

はい。なので周りの人は営業や他の職種で経験を積んでからからコピーライターになる方がいいんじゃないかって。

中村圭さん

なるほど。

遠藤

中村さんはどう思いますか?

中村圭さん

僕は遠藤くんが一度やりたいようにやってみるといいと思います。

遠藤

でしょうか?

中村圭さん

というのも、僕自身、遠藤くんと同じ学生で、絶対コピーライターになる!と決めてたので。ただし・・・

遠藤

ただし?

中村圭さん

覚悟は持ったほうがいいかなと。

遠藤

覚悟ですか?

中村圭さん

僕は、コピーライターになるためにはいくら遠回りしてもいいと決めてました。まずは営業でもいいから広告会社に入って職転を狙うとか。どんなに小さな会社でもコピーライターになれるならいいとか。


真剣に覚悟について話してくれてる中村さん

中村圭さん

結果的には、運よく新卒から今の会社でコピーライターになれましたが、覚悟はあったんです。だから、その覚悟があれば自分を信じて突き進んでいいと思います。

 

コピーを上手くなる前に人として愛してもらう?

遠藤

ありがとうございます。では最後にお伺いしたいのですが、今プロジェクトをご一緒させていただいてますが、率直に僕はどういう部分を磨くべきだと思いますか?

中村圭さん

もうちょっと愛想が良くてもいいんじゃないかなと(笑)

遠藤

愛想ですか?(笑)

中村圭さん

いや分かるんです。僕も遠藤くん位の年齢の時に、クリエイティブ能力があれば、コミニュケーション能力はいらないと思ってたから。

遠藤

今はそんな感じに見えないですけど(笑)

中村圭さん

それは、キッカケがあって、コピーの師匠に言われたたんですよ「中村、コピーを上手くする前に、まず人として愛してもらえるようになれ」って。

遠藤

おぉ。

中村圭さん

いや、実際はコピーにめちゃくちゃ厳しいんですよ?ダメなコピー持って行くと空気がピリついてましたし(笑)

遠藤

やっぱ厳しいんですね(笑)

中村圭さん

でもそんな人に「愛してもらえるようになれ」って言われたことが大きくて。

遠藤

結果、どうでしたか?

中村圭さん

今思うと、いいヤツだなと思われるとまず仕事に呼んでみようってチャンスが与えられるんです。そうすると結果場数を踏んでコピーも成長しやすい。

遠藤

なるほど。

中村圭さん

スカしたちょっと実力の高い子がいたとして、それより実力が劣ってた子がいたとしても、チャンスをもらい仕事が多い環境で実力が磨かれると結果超えたりすることもあると思うんです。

遠藤

重要なことなんですね。ちょっと愛想よくしてみます(笑)


どうですか!この微笑み!

中村圭さん

もちろんコトバのチカラを磨くことも大事なんですが。その笑顔も大事だと思います(笑)

遠藤

貴重なお話ありがとうございます。今日は本当にありがとうございました。

取材・遠藤秀真(@Poika_mu

遠藤秀真

TEXT BY

endo
遠藤秀真

九州大学 芸術工学部 画像設計学科4年。北海道札幌市出身。2015年、九州大学入学。デザインの勉強がきっかけで言葉の力に魅了され、コピーライターを目指して活動中。

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