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「Kyushu Local Happy Award2017」の グランプリ(個人部門・団体部門)と特別賞「ブラックモンブラン賞」が決定


自然とみんなの笑顔があふれる、しあわせ伝統行事“かえんそや”

個人部門グランプリ 小泉亜希さん

鹿児島県薩摩川内市入来町。全く縁もゆかりもないこの地にひょんなことから移住して丸5年。こんなにもみんなが笑顔になってあたたかな行事があるんだと感動し、毎年欠かさず楽しみにしている行事があります。それは3月3日女の子のための1日、ひな祭りの伝統行事です

ここ入来町の町(まち)集落では江戸時代から続く「かえんそや」と呼ばれる伝統行事が残っています。小学生までの女の子が晴れ着を着ておめかしをし、重箱に詰めたお菓子を「かえんそや、かえんそや♪(交換しましょう)」と言いながら交換し合うのです。

女の子たちはこの日を心待ちにし、お母さんたちも子供のために晴れ着の準備やお菓子の準備に勤しみ、晴れ着を着たときの作法やお箸の持ち方なども子供に教えていきます。

そして本番の日、女の子たちはキレイに着飾ってもらいキラキラと目を輝かせて集まってきます。お菓子がたくさん詰まった重箱を持ち、女の子たちが輪になってスタンバイをすると、地域のおばちゃんたちもその輪をさらに取り囲み、女の子たちは少し恥ずかしそうな表情にも。そしておばちゃんたちが「ひなまつりの歌」を歌いはじめると、かえんそやのスタートです。

はじめはみんな遠慮がちに交換こしているのですが、徐々に慣れてきて、ワイワイみんなで交換こをします。大人たちはその様子をあたたかく見守り、地域のみんなで子供たちの成長を喜びます。

ここ2~3年は少子化の影響もあり、参加する女の子たちの地域幅を拡げ、一般の方も見学可能な形での開催となっています。しかし以前と変わらないことはただ一つ『そこにいるみんなの笑顔が自然とあふれる、しあわせ伝統行事』だということです。これからも代々受け継いでいってほしいと心から願う大切な行事です。しあわせのおすそ分けをあなたに。お待ちしてます。



団体部門グランプリ 大分県杵築市観光協会

大分県杵築市は、全国で初めて「きものが似合う歴史的町並み」に認定された九州の小京都です。市民一人ひとりがあたたかい「おもてなしの心」でお客様を迎え、「また杵築に行きたい。」と思っていただけるような魅力的な町になりたいと、全国の先駆けとなる「観光おもてなし宣言」を行い、“日本一のおもてな市”をめざしています。

城下町内には、ゴミ箱がありません。お客様に気持ちよく散策していただこうと、町の人たちが毎日掃除をして、町をいつもきれいにしてくれているのです。

そして、お客様にみんな笑顔で挨拶をしてくれます。声をかけてくれます。子供たちに「おはようございます」、「こんにちは」と元気に声をかけられると、見知らぬ町を旅しているお客様は、心が「ほっ」と癒され、とても幸せな気持ちになります。旅先で出会った人とのふれあいは、大切な旅の思い出です。子供たちの安全のために「知らない人には近寄らず、声をかけてはいけません。」と教わるようになってしまった昨今、何処に行っても子供たちから挨拶してくれることはほとんどありませんが、この町では、子供たちが笑顔で挨拶してくれるのです。

また、この町の子供たちは、横断歩道を渡り終えると「くるっ」と振り返り、止まってくれた運転手さんにお辞儀をして感謝の気持ちを伝えます。お客様は、他ではなかなか見られないその光景に驚きますが、子供たちの姿勢にとても感激し、幸せな気持ちになるとお褒めの言葉を頂戴します。

「住んでよし、訪れてよし」の町づくりをしている杵築市。  地域の魅力は、その町で暮らす人々であり、幸せな気持ちを育んでくれる地域の宝です。


ブラックモンブラン賞 ヤンダさん

私の嫁いだ宮崎県串間市の小さな地区では『盆踊り』があります。

青壮年会は太鼓・唄、女性は太鼓に合わせて踊ります。8月13日には、地区の亡くなった方の家へ行き踊ります。15日は地区の集落センターで踊ります。

盆踊りの練習には、地区の子供達も来ます。うちの息子は、青年たちの太鼓を叩く姿に憧れて、ジーと見ていると、太鼓を持たせてもらって嬉しそうでした。

練習が終わると地区の役員さんが『かき氷』を差し入れをしてくれます。子供達は笑顔で頬張り、大人たちは焼酎に入れて酎ハイにして楽しんでいます。

そんな、大人も子供も『かき氷』に夢中になりながら、何気ない話に笑顔があふれるこの時にしあわせを感じます。

受賞作品へのメッセージ

九州ローカルハッピーアワードを通して日常の小さな幸せを再発見

私は九州で生まれ育ちましたが、その恵まれた環境に気がついたのは東京に出てからでした。私たち自身の暮らす土地の素晴らしさを、私たち自身が知らない事がまだまだあると思います。

日常の小さな幸せを再発見し、私たち自身が再認識することで、九州をもっと誇れるようになるのではないかと、今回のアワードの趣旨に共感し、協賛しました。皆様の毎日にハッピーをお届けできるように、竹下製菓としても引き続き頑張って行きたいと思います。

この度は皆様方にたくさんのご応募を頂き、本当にありがとうございました。

TEXT BY

Qラボ 研究員
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